色の心理的効果をインテリアに活用して差を付ける!カラーコーディネートによる解決法の第10回目は、「茶色」です。インテリアには登場率が一番高い茶色に意識を向けてみましょう!

Contents:
1.茶色のイメージと心理的影響
2.茶色をインテリアに使う~クラッシクな重厚空間~
3.茶色をインテリアに使う~モダンな空間~
4.まとめ

1.茶色のイメージと心理的影響

茶色は赤やオレンジが暗くなって出来る色なので、暖色です。木の色は暖かみがある、と感じるのは、自然素材というだけでなく暖色であるせいもあるでしょう。ぬくもり、暖かさ

土や木をイメージさせる茶色は、大地に根を下ろすような、どっしりした「安定」のイメージをもたらします。その為、落ち着きや安心感を感じさせる色です。また、地に足がついているというイメージからも想像できるように、保守的・伝統的な印象も与えます。これを好印象と取るか、退屈と思われるか、時と場合、ターゲット層によって使い分ける必要があります。

2.茶色をインテリアに使う~クラッシクな重厚空間~

茶色、特に濃い茶色でいっぱいの空間は、落ち着き、重厚さ、高級感を出すことができます。信頼や信用が感じられるので、信頼を売りにする老舗企業オフィスにはイメージがしっくり来ます。来客を通す部屋や、病院の院長室などにもイメージが合いますね。

ただ、落ち着きすぎてしまうとアイディアも保守的に流れやすいので、クリエイティブな職業のミーティングルームなどには向きません。使う人や用途を考えて、カラーを選ぶ必要があります。

こちらのベッドルームもまた、どちらかというと落ち着き感、重厚感、信頼や安心を感じさせるこげ茶色の使い方です。

寝室に落ち着きやくつろぎを求めるタイプの方に向いているコーディネートです。

3.茶色をインテリアに使う~モダンな空間~

こげ茶色を使うと、重厚でクラシカルな空間になりやすい、という例を見てきましたが、茶色でモダンな雰囲気や優しい雰囲気にするにはどうしたら良いでしょうか。

茶色の色をもっと濃くして、赤みが少なく黒に近い茶色(ベンゲ色)を使うと、シャープでモダンな空間になります。マンションでは、ドアと床の色、キッチンの扉の色がポイントになりますね。

こういうお部屋だと、住む人も若い人になりそうな予感です。

玄関の扉もシャープな濃い茶のドアにすると、外と内が統一した雰囲気となることでスタイルがハッキリ確立され、選ばれるお部屋となること間違いなし。

シャープでモダンな茶色に対して、明るく柔らかい茶色はどうでしょうか。
キッチンで比較してみましょう。

右は先程のモダンシャープなお部屋のキッチン、左は同じマンションの別の階のお部屋で、いわゆるナチュラルな木の色をキッチンの扉で使っています。

オークやタモのようなナチュラルな木の色、つまり薄い茶色を使うと優しい雰囲気になります。この場合、扉や床も似たようなもう少し薄い薄茶の木を使うといかにも「ナチュラルな家」になります。ドアを白にして木の量を調節すると、少しすっきり感が出てきてますので、足し算引き算で調節してみてください。

4.まとめ

・茶色は暖かく、落ち着き・安心感を得られる色

・こげ茶色は、クラシックで重厚な落ち着いた空間が作りやすい

・ベンゲ色のような黒に近い茶色は、シャープでモダンな空間が作れる

・薄茶の木目を使うと、ナチュラルな空間になる